book review (樅の木は残った) -653-

山本周五郎作、「樅の木は残った」(新潮文庫、上・中・下)を読了。

読み終わったのは3日前だった。(11月8日)
11月1日に、「ながい坂」を読み終えて、すぐこちらを読み始めた。
長かった。(文庫3冊で1300ページを超えていた)
長かっただけでなく、2巻(中)まではサクサクと読めたが、3巻目(下)は、ちょっとダラダラした。
思うに、腹に一物を持つ政治家の駆け引き、心理作戦のドラマとも言える部分があるので、
主人公原田甲斐を描ききるには、3巻目の描写も必要だったのだろう。

今更ではあるが、武士道とは厳しいものである。
武士の家に生まれた男の子は、7歳の時に、切腹のやり方を教わるのだという。
生は死の隣り合わせであり、主のための命であり、己のためのものではない。
原田甲斐の生き様は、まさにその通りであった。
凄まじいとしか言いようがない。

今が江戸時代でなくて良かった、、
と思いながら、、実は、私自身、昔から、その「武士道」に、何故か心魅かれていることにも気がついてる。

その辺のところは、もう少し自己分析したいものだが、、

とにかく、周五郎の代表的な長編作品、「虚空遍歴」「ながい坂」「樅の木は残った」を読み終えた。。

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